障がい者(児)フットサルチーム
Los Encantadores F.S.(ロス エンカンタドーレス エフエス)事業
一般社団法人 東北障がい者・児フットボール協会は、障がい者・児の居場所とスポーツを推進するボランティア団体です。
事業の目的
●住みやすい まちづくりの ひとつとして
障がい者(児)が生き生きと活躍できる「居場所づくり」が第一の目的です。障がい者(児)やそのご家族同士の交流を深め、居場所がたくさん出来ること。そして障がい者(児)と健常者が一緒にスポーツに参加し、当協会の取り組み等を発信、また参加出来るイベントを組むことにより、障がいに対する偏見や誤解の無い社会が生まれると感じております。
このような、ひとつひとつの相互交流や相互理解ででも「障がい者差別の解消」や「共生社会の実現」は出来ていくと考えています。この活動は「住みやすい、優しいまちづくり」になるひとつであると考えます。
●社会性の高い事業
障がい者(児)がフットサルを通して、生き生きと暮らしていける為の「居場所づくり」や、障がいを持つ方々のご家族同士の交流を深める事、また、障がい者(児)と健常者との交流をはかる機会を設け、意思決定支援や合理的配慮の推進を行い障がい者(児)を取り巻く世の中の環境を変えたいという強い想いや高い熱量と志を持つ者達が、所属する会社組織が別々であるにも想いを同じくして参加しています。環境整備等まだまだ課題が多いと感じておりますが、この活動は非常に社会性の高い事業であると考えております。
1つの会社等が障がい者スポーツチームを運営していることは全国にも多くありますが、違う組織に所属する有志が集まり法人化までしているのに、全員が報酬を一切受け取らず100%以上のボランティアとして動いている障がい者(児)のスポーツ団体は全国でも稀な存在だと思っています。
障がい者スポーツの現状
●障がい者・児とスポーツ
スポーツ庁によると、週に1回以上スポーツ・レクリエーションを実施している割合を見てみると、成人一般は51.5%であるのに対して、障がい者は20.8%と半分以下。スポーツを実施していない理由については「金銭的な余裕がない」「体力がない」といったものもありますが、最も多かったのは「特にない」という回答でした。
これはつまり、障がい者にはスポーツをするきっかけがないだけで、場所や機会さえあれば、スポーツに親しむ障がい者が増える可能性があることを示唆していると言えるでしょう。
●場所と施設
しかしここで、別の問題があります。それは「場所」です。
スポーツ施設は全国に約19万ヶ所ありますが、障がい者が専用または優先的に使えるスポーツ施設はわずか139施設。日本の全人口に占める障がい者の割合が約7.4%なのに対して、障がい者が優先的に使用できるスポーツ施設の割合は約0.07%と、非常に低い数値を示しています。健常者のスポーツクラブやスポーツ施設で、障がい者(児)が健常者と一緒に行うことは双方より様々な意見を聞くことが多く、学校を卒業した後の一般の障がい者や障がいのある子供たちが気軽にスポーツを楽しめる環境は、ハード面だけでなくソフト面でも整備はされていないのが全国の現状でもあります。
Los Encantadores F.S.(通称LE)の設立
●このチームができるまで
きっかけは、1人の「障がい者の声」でした。
今(2020年)から16年ほど前、当時の町役場へ「障がい者が休日にサッカーをするところはありませんか?」という問い合わせがありました。富谷町職員のT様は富谷町には無いので仙台市内のサッカークラブを、その方へ紹介されました。障がい者の方は勿論その方のお母様も富谷町の対応にとても喜び、お母様は富谷のボランティアへ多く参加されるようになりました。
その後「富谷が市になるのなら、出来れば富谷に余暇活動の場があると嬉しい」との話を、T様は16年前と同じ方から受けました。しかし、私たちがT様より話をお聞きしたのは2016年4月頃でしたが、なかなか形にすることは出来ませんでした。
2017年秋、とても多くの方々のご協力を得て「体験教室」の開催が決定しました。市役所など公的機関の方々を除き、中心として活動してくれた方々が現在の一般社団法人東北障がい者・児フットボール協会で役員を務めていただいています。
●現在までのチーム活動
お問い合わせ
一般社団法人 東北障がい者・児フットボール協会
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